ブータン活動記 5月 本文へジャンプ

6月25日(水) 散歩 
ティンプー郊外 僧侶達
今、ブータンの学校では試験が行われている。ブータンでは試験に落ちると小学生でも落第してしまうので、試験期間中はみんな必死に勉強する。そのため、今卓球場に生徒は来ない。いつもは夕方に散歩に出る事がないので、今日はティンプーの郊外まで散歩に出かけた。雨季にも関わらず、幸い天気が良かった。

16:30に卓球場を出発。そこからティンプーのシンボル、タシチョ・ゾンの横を通りさらに奥まで歩いて行く。
途中に、
ウッドクラフトセンターがあった。突然だったが、お願いして中を見せてもらった。ここにはショールームもあり、机や、鏡台、椅子等いろいろなものが置いてあった。結構いいものが置いてあり、ここでの購入も可能だったが、最低でも2000Nu(6000円)前後するため購入を諦めた。
ウッドクラフトセンターを出て10分程歩くと、
インド大使館が見えた。インド大使館は初めて見たが、かなり大きく中にゴルフコースもあった。警備も厳重で、ブータンとインドとの関係の深さを伺う事ができた。
次にインド大使館から少し山の方を見上げると、立派なラカンが建っていたので、そこを目指して歩いた。この辺りまで来ると、見事な棚田の風景が見る事ができ、気持ち良かった。ティンプー市内では山ばかりで、棚田は見る事が出来ない。
ラカンに到着。かなりの数の子供の僧侶がいた。僧侶の1人にラカンの名前を聞いてみると、
「デチェン・ポダン」と答えた。他のラカンに比べて、子供の僧侶の数が多かった。また、17:30頃だったので、外で子供の僧侶達が遊んでいた。残念ながらラカンのの入り口は閉まっており、中には入れなかったが、ラカンから見る景色は最高に良かった。帰ってからガイドブックを見たところ、このデチェン・ポダンは国立僧侶学校になっているようだ。

帰りはティンプーの街を見下ろしながら、帰った。家に着いたのは19:30だった。
1日のうちで一番好きなのは夕方だが、普段は活動がありなかなか散歩ができない。今日は夕方にゆっくりと歩けて気持ち良かった。

6月18日(水)  ゲストブータン訪問 最終日: パロ〜バンコク
ホテルの朝 パロ空港
ブータン最終日。今日は9時の飛行機に乗ってバンコクに出発するために、朝6時に朝食を取り、6:30にホテルを出た。7時過ぎに空港に着いた。数人の旅行者がパロ空港にいた。ドライバーのウゲンとみんなにカダを渡した。ブータンではめでたい時にこのカダを渡す習慣がある。
無事に空港の中に入れるか心配だったので、少し外で待っていた。荷物検査も無事終わり、外からみんなの姿を見る事ができたのでティンプーに戻った。

今回の旅は僕のインビテーションビザを使用した、個人旅行のような形だった。そのため団体旅行とは違い、融通はきく。その代わり自分で全てアレンジをしなければいけなかった。ホテルの予約から許可証の取得、ルートパーミットの取得等。できるだけ団体旅行では味わう事のできない旅行を目指した。地元のSVの方や、JOCVの方の協力を得て、普段行けないようなところや、施設の案内などをしてもらった。自分の今回のコンセプトは「ブータンを知ってもらう」だった。ブータンの魅力はやはり人である。だから学校へ行ったり、卓球場でも子供と接するようにしたりと、できるだけ人と関われるようした。

ブータンに来てみんなに印象を聞いてみたが、思っていたより街が汚い、もっと素朴な国だと思っていた等いろいろだった。来る前に抱いていた神秘の国というイメージとはほど遠い国だったかもしれない。だけど、今回の旅行で少しでもブータンの魅力を感じる事ができたのなら、すごくうれしく思う。どうしても写真や言葉だけでは表す事のできない魅力がこの国にはあるから。

夜飲みながら、みんなと日本での話しをしたり、ブータンの事についたり話したりできて本当に楽しかった。まだまだ勉強不足のため、ガイドとしては不十分だったかもしれないが、ブータンの魅力を少しでも知ってもらう事ができ、もっともっとブータンに興味を持ってくれたのならこんなに嬉しい事はない。
みんな体調を壊していたみたいでしたが、ブータンに来てくれて本当にありがとうございました。

タシデレ!

6月17日(火)  ゲストブータン訪問 5日目: パロ(タクツァン)
タクツァン ドツォ
少し早めに朝ごはんを食べ、7:30にホテルを出てタクツァンに向かった。天気は曇り。晴れすぎると日差しがきついので山登りには良い天気。
8時にタクツァンの麓に到着。タクツァンへは途中まで馬に乗って行く事ができる。昨日馬の予約をしていたのに、うまく伝わっていなかったみたいだ。さすがブータン!しかし、その場で3頭なんとか押さえる事ができた。
みんな馬に乗るのに慣れていないようで、すごく怖がっていた。僕は馬に乗っているみんなの後を歩いてついていった。1時間程登ったところで馬から下りた。ここからは道が狭くなるので歩いていかなければいけない。1人250Nu。安い!
最初、勢いよく登りすぎた谷川さんが3分程ではあはあ言っていた。どうなる事かと思ったが、その後は自分のペースで登り始めた。途中のビューポイントからタクツァンが見えた。霧の中から顔を出したタクツァンはすごく貫禄があった。下から登り始めて約2時間後、タクツァンに着いた。標高3000m。パロの標高が2500mなので、500m程登った事になる。
タクツァンでもいくつかのラカンの中に入り、お参りをした。下りは約1時間程で下まで降りることができた。永浜さん以外はさすがに辛そうだった。今回の旅の目的の一つでもあるタクツァンに登ってみんな満足そうだった。何より天気が持って良かった。

昼ごはんは
ウマパロというホテルで食べた。このホテルはアジアのホテルでサービスNo.1に選ばれたホテルで、中田英寿もブータンに来た際、このホテルに泊まった。パンもすごくおいしく、全体的にボリュームがあったが、高かった。みなさん、ごちそうさまでした。

タクツァンでの疲れを癒すために、
ドツォと呼ばれる風呂に入る事にした。これは石を焼き、それを風呂に入れるというものである。僕も初めてだったがすごく気持ち良かった。最初はすごく熱かったが、温度を調節しながら入った。

今日はブータン最終日。パロの街を歩き買い物をしたり、パンを買ったりした。昼ごはんを食べ過ぎたので、夜ごはんは少しのあてを買ってホテルでビール、焼酎を飲みながら食べた。みんな疲れていたので、早めに寝た。

6月16日(月)  ゲストブータン訪問 4日目: プナカ〜ティンプー〜パロ
ジャンカ・リゾート前 ドゥンツェ・ラカン
今日はティンプーに一旦戻り、パロへ向かう。プナカを朝8時に出て、まずはティンプーに向かった。
途中、ドチュラを通ったが、やはり雲に覆われていてヒマラヤの山々は綺麗に見えなかった。
ティンプーでは街をブラブラして買い物をした。昼ごはんはローカルのインド料理屋で食べたが、みんなドサの大きさにびっくりしていた。ドサは少し甘く、ナンを平べったくして大きくしたようなもの。インド料理言えばナンが日本では有名だが、インドやブータンではロティと言われるものが主流である。

パロに着いて、まず
キチュ・ラカンへ行った。ここはブータン最古の寺院の一つと言われているラカンである。ブータンではラカンに行くと五体投地を3回行い、5Nuをお賽銭としてあげ、最後に僧侶がくれるホーリーウォーターをもらう、という流れだが、みんなスムーズにブータン式のお祈り方法をマスターしていた。
次には
ドゥンツェ・ラカンという少し変わった形をしたラカンへ行った。通常、ラカンは入り口からしか御本尊を見る事ができないが、このラカンは中が円形になっており、四方から中の仏像が見れるようになっていた。ブータンでも珍しいラカンだった。ガイドブックには拝観はすごく厳しいと書いてあったが、簡単に入る事ができた。

夜ごはんはパロで日本食が食べれる
チャロ・レストランへ行った。天ぷら、そば、アスパラの胡麻和えの日本食を食べた。ブータン料理に飽きていたので、非常においしかった。特にアスパラの胡麻和えが好評だった。
ホテルは
ジャンカ・リゾートというところに泊まった。ここはパロで働いているJOCVお薦めのホテルで、ガイドブックには載っていないが、設備も綺麗で安く非常に良かった。
日本から持って来たおかしを持ち寄って、ビールと焼酎を飲んだ。明日はタクツァンに向かう。みんなで明日の晴れを祈願して乾杯した。

6月15日(日)  ゲストブータン訪問 3日目: ティンプー〜ウォンディー〜プナカ
チミ・ラカン ウォンディー・ゾン
朝8時にホテルプンツォ・ぺルリをチェックアウト。このホテルはブータンのホテルの中でも評判の良いホテルの一つで、部屋も清潔である。また、ゲストの方が「ほんまにこの金額でいいの?」と言った程、設備にしては安かった。

この日は首都ティンプーを離れ、
ウォンディー、プナカに向かった。ウォンディーに行くには、ドチュラという3000mの峠を越えなければいけない。ラとは、ゾンカで峠の意味である。天気が良ければこのドチュラから、ヒマラヤの7000m級の山々を見る事ができる。しかし、今日もあいにくの雨。霧がかかっており、全く何も見えなかった。
ドチュラを越え、まずは
チミ・ラカンというラカンへ行った。ここは子宝の神様で、自動車道から田んぼのあぜ道を歩いて20分程の岡の上に建っている。この辺りは本当に日本の田舎の風景に良く似ている。20分程の緩やかな坂道だったが、みんなしんどそうにしていた。
それから、
ウォンディー・ゾンへ行った。今日は日曜日という事もあり、閑散としおり、数人の僧侶とニワトリがいるだけだった。他のゾンに比べて古い印象を受けた。

その後、プナカに向かった。プナカ、ウォンディーは標高が低く、サボテンがあったりと植生がティンプーとは全く違っていた。気候も蒸し暑かった。
プナカ・ゾンは冬の首都と言われており、ゾンの立派で存在感があった。しかし、このプナカ・ゾンも閑散としており、門をくぐると菩提樹の木が建っていた。

この日はプナカの
サンドペルリ・ホテルに泊まった。ブータンの地方のホテルにしては良い方だと思った。部屋のテレビは液晶テレビだった。だけど、僕の部屋はお湯が出なかった。また、ドツォもあると書いてあったが、無かった。
夕食はこのホテルで取り、夜は部屋に集まってみんなで日本のおかしをあてに、焼酎を飲んだ。何よりも日本のおかしがおいしかった。

6月14日(土)  ゲストブータン訪問 2日目: ティンプー
サブジバザール ブータンの子供達と谷川さん
ブータンは今、雨季である。この日も朝から雨。9時にホテルを出て、まずはポストオフィスに向かった。ブータンではいろいろな種類の切手がある。中でも珍しいのが、DVD入りの切手。みんなこれを買っていた。
それから
サブジバザールに向かった。サブジバザールはブータンの日曜市のようなところで、野菜、果物、米等いろいろな物を売っている。今日はあいにくの雨で、ぬかるみになっており足場がすごく悪かった。それでも、ブータンの普段の生活をかいま見る事が出来たと思う。その後は家の近くのチャンガカ・ラカンにお参りに行き、ブータンの動物園にも行った。動物園といっても、鹿とターキンしかいないただの公園のようなところ。はたして楽しんでもらえたのだろうか!?

昼食は最近知ったインド料理屋へ行き、インドの定食とも言えるターリーを食べた。門構えは立派だが、看板も出ていないので、知る人ぞ知る店である。昼食後は街に出て、土産物屋に寄ったりと街を歩いた。ブータンには食べ物の名産といったものはほとんどないので、土産は非常に困る。それでも、ブータンのゴ、キラの柄で作ったテーブルクロスや、キーホルダー等を買っていた。

16時から再び卓球場に行き、子供達と交流戦を行った。今日も少し練習し、その後団体戦を行った。田中さんも来てくれ、おおいに盛り上がった。ブータンは標高が高いため、球の飛び方が日本とは全く違っており、みんな苦労しているようだった。練習後はゲストの方から子供達へ日本の飴や、チョコレートをあげた。

夕食は
ベニスという、いい感じのレストランに行った。日本人や、欧米の人も良く来るバーのようなところである。ここではブータンのビールであるレッドパンダの生ビールが飲める。ビンのレッドパンダはもう一つだが、ここの生ビールはおいしい。

6月13日(金)  ゲストブータン訪問 初日: パロ〜ティンプー
ゴを着用 卓球場にて
6月13日(金)、3人のゲストがパロ空港に着いた。谷川さん、浪越さん、永浜さんの3人で、3人とも60歳近いが、今も現役で頑張っている卓球選手である。同じクラブに所属し、小さい頃から一緒に卓球をしている。

パロ空港へは朝8時到着予定だったが、コルカタで荷物検査があったっため、1時間遅れの9時に到着。今年の2月以来の再会。車に乗り、パロ空港からティンプーに向かう。今回のドライバーは
ウゲン。32歳で顔は怖いが、笑うとかわいく安全運転。2人の子供がいる。

ティンプーではまず、
ポストオフィスに行き、両替を行った。その後、行きつけのバトゥー屋に昼ごはんを食べに行った。バトゥーというのはすいとんのようなもの。みんな辛いと言いながらも食べていた。ただ、コリアンダーが入っていたため、これはにおいがきつくちょっと食べづらかったみたいだ。昼食後は僕の家に来て、ブータンの民族衣装のに着替えた。みんな良く似合っていて本当にブータン人のようだった。

13時から
伝統工芸院を見学した。ここにはSV(シニアボランティア)の鈴木さんという方が働いている。ここはブータンの伝統的な絵や、彫刻、仏像等の作成の仕方を習う専門学校のようなところである。だいたいクラス10(中学2年生)を卒業した生徒がここで学んでいる。
14時からはブータンの
ジグミローサル小学校を見学に行った。日本人が来るという事で、校長先生がすごく喜んでくださった。ゾンカ、英語、算数の授業を見せてもらった。英語の授業では、クラス2(小学校2年生)で比較級の勉強をしていた。さすが!!あるクラスでは子供達がブータンの歌を披露してくれた。ブータンの子供達は本当にかわいい。

それから、ティンプーのシンボルである
タシチョ・ゾンに向かった。ここは通常、ツーリストは17時以降にしか入れない。しかし、このタシチョ・ゾンでJOCV(協力隊)の村瀬さんが働いているので、特別に入れる事になっていた。しかし、ここはブータンの政治の中枢地。警備が厳しく、そう簡単には入れなかった。ゴかスーツ着用。靴は革靴に、靴下はロングソックスを履かなければいけない。また、タバコ、デジカメ、傘は持ち込み禁止。スニーカーで行った我々は完全に怪しまれてしまった。しかし、村瀬さんの必死の説得でやっとタシチョ・ゾンに入る事ができた。
タシチョ・ゾンでは普段見る事のできない、オフィスの中を見学する事ができた。また、村瀬さんがゾンの中を案内してくれたので、非常にわかりやすかった。しかし、冷や汗ものだった。村瀬さん、本当にありがとうございました!

夕方に
卓球場を訪問した。テストが近いのにも関わらず、日本人と卓球がしたい!という子供達が20人強集まっていた。少し練習を行い、日本人チームとブータンチームで団体戦を行った。結果は・・・日本人チームの圧倒的勝利だった。ブータンの選手はほとんどがシェークの選手なので、ペンの選手達に四苦八苦しているようだった。子供達にとっては本当に良い経験になった。

夜は
ブータンキッチンという少し雰囲気の良い、ツーリスト向けのレストランでごはんを食べた。最初にアラ(ブータンの焼酎)が出てきた。それから、ケワダチ(じゃがいも+チーズ)、エマダチ(チリ+チーズ)といったブータンの代表料理が出てきた。以外にも、浪越さんはエマダチをおいしい、おいしいと言って食べていた。みんなほとんど寝れなかったみたいで、飲みもほどほどにホテルに帰った。

6月9日(月)  ゲスト来ブ
ブータンの山 ブータンの子供達
6月13日(金)〜6月18日(水)まで日本から3人のゲストがブータンに来る。
3人とも、卓球をしている人で昔からお世話になっている人達である。

通常、ブータンに来るためには
1日$200(シーズンによって多少異なる)の公定料金を払わなければいけない。この中に宿泊費、食費、交通費(飛行機代は除く)が全て含まれているが、かなり割高になる。しかし、JOCVには招待ビザというのがあり、年間3人までゲストを呼ぶことが可能である。この招待ビザを使うと1日$200の公定料金が免除となる。今回はその招待ビザを使用した。また、国内を旅行しようと思うと、以下のものが必要である。

【Druk Airチケット】
・現在、ブータンの航空会社はこのDruk Airのみである。1社のみであるため、ツェチュ等の旅行シーズン中はチケットの入手は困難。まずはこのDruk Airのチケットをブックしなければならない。最近チケットがオンライン化されたが、まだまだシステムには不安があるため、リコンファームが必要。この時期はバンコク〜パロ間、往復1人$634。

【インビテーションビザ】
・招待ビザの事。これがあれば1日$200の公定料金が免除される。年間3人までゲストを呼ぶ事ができる。指定の用紙に記入後、外務省とイミグレーションにいけば取得可能。ゲストのパスポートのコピーと、写真が必要。

【ルートパーミット】
・外国人がゾンカク(県)間を移動するのに必要な道路の許可証。要所要所にチェックポストがあり、外国人はこのルートパーミットの提示を要求される。イミグレーションで取得。JICAのレターが必要。

【スペシャルパーミット】
・ゾンやラカンに入るためにはこのスペシャルパーミットが必要。中にはこのスペシャルパーミットの必要のないラカンもある。文化局で取得。JICAからのゾンカのレターが必要。

【現地旅行会社】
・現地の旅行会社に頼み、ドライバーを雇う。もし必要であればガイドも雇うが、今回はドライバーのみ。ハイラックスを借り、1日100Km以下、1700Nu(5100円)それ以上は1Km当たり17Nu(51円)。


以上のものが必要である。今回は5泊6日のブータン滞在という事で東のブムタンまでは行く事ができない。しかし、ティンプー、パロ、ウォンディ、プナカに行く予定である。楽しんで帰ってもらえる事を期待している。

6月5日(木)  誕生日会
スミット誕生日会 スミット
急遽、スミットの誕生日会に参加する事になった。
スミットは去年の今頃卓球を初め、みるみる上達し、このまま続ければ、将来のブータンチャンピオンになるのではないかと思う。スミットは小学校5年生だが、背がすごく小さい。しかし運動神経は抜群である。

先週からスミットに誕生日に来て欲しいと言われていたが、自分の誕生日は6月6日と言っていた。しかし、父親が確認したところ今日が誕生日だった。さすがブータン人!自分の誕生日を忘れるとは・・・。そこで急遽、今日行く事になった。

過去、何人かの生徒の誕生日会に参加した事があるが、全て微妙なものだった。日本であれば、誕生日会といえば友達同士で盛り上がるというものだが、ブータンの誕生日はそんなかんじではなかった。数人で黙って食事を食べるというもので、日本人の僕にはその微妙な空気は重かった。
そいういった事があったので、今回はどうなるのだろうかと思いながら、ダラやナムゲ達7人の卓球の生徒と一緒に行った。行って見ると、机いっぱいに料理が並んでおり、今まで行った誕生日の中で一番豪華だった。親戚達もおり総勢約30名弱いた。
まず、誕生日ケーキのろうそくに火をつけて、ケーキカット。その後、母親、父親からティカと呼ばれるインド人が額の真ん中につけている丸い印をつけてもらっていた。スミットはブータン人の中でもいわゆるネパリ系で、どちらかというとインドに近い文化を持っている。料理もネパリ系の料理が並んでおりおいしかった。プレゼントを渡し、食事が始まった。

食事が始まると、みんな違う部屋に移動してしまい、広間には僕とダラとスミットのお父さんの3人になってしまった。スミットは何か忙しそうにいろんな部屋を行ったり来たりしていた。再び気まずい空気になったが、僕はお父さんと会話して時間を潰した。なぜか、ブータンにはみんなで一緒に祝おう!という雰囲気があまり無い。
それでも、スミットはプレゼントにたくさんの囲まれて、うれしそうだった。お父さんも、この子は今日は世界で一番ハッピーだ。と言っていた。

スミット、12歳の誕生日おめでとう!