ブータン活動記 5月 本文へジャンプ

11月22日(土) ティンプー市内観光
織物センター VENUS BUTTERFLY
今、子供達は試験期間中だ。この試験に落ちると、たとえ小学生でも落第してしまうので、みんな必死に勉強している。なので、卓球場は休みだ。この休みを有効利用しようと、今日は市内観光に行ってきた。
1年半以上経った今でも、ティンプー市内でまだ行っていない所があるので、歩いて回って来た。

まず、家の近くにある
線香工場。ブータンは仏教国なので、いたるところで線香を焚いている。線香の需要はかなりのものと考えられる。その中の大手の工場の一つ、NADOPOI線香工場に行って来た。工場といっても、普通の民家で数名が働いているだけだ。材料の混ぜ合わせから線香の形にして、パッキングするまで全て手作業だ。

次に
パン工場と、ウッドクラフトセンター(木工所)キラの織物センターに行った。ブータンの食パンは本当においしくないのだが、ここのできたてのパンはおいしい。ウッドクラフトセンターは現在、20周年に向けて和室を製作してるので、その工程を見に行った。

夜は戴冠式の延長で、コンサートをやっているので見に行った。本当はタイからのソードダンスとムエタイを見たかったのだが、行った時にはすでに終わっていた。代わりに
「VENUS BUTTERFLY」というタイのガールズバンドがライヴを行っていた。客の入りはまあまあ。歌は英語の曲がほとんどだったが、途中でタイ語の曲(たぶん)もあった。なかなかいい曲だった。

が、ブータン人はあまりこういった野外ライヴには慣れていない。ヴォーカルが手拍子を求めてもまばら。「I love rock!!」と叫んでもポカーンとして、あまり反応がなかった。
さらに、歌の終了後、ブータン人MCがこのガールズバンドにいろいろとインタビューした後、「最後にブータンの女性達に何か一言お願いします。」と言った。。ガールズバンドは「何事も諦めない事です。never give up! 」と答えた。
おそらくこのVENUS BUTTERFLYはかなり苦労しているのだろう。デビューして8年目だと言っていた。しかし、頑張って何かを成し遂げるという事をしないブータン人にはあまり伝わってなかったように思えた。このブータン人との温度差が見ていて面白かった。
ともあれ、曲は良かったので、機会があればこのタイのロックガールズバンド「VENUS BUTTERFLY」を聞いて下さい。

11月19日(水) ラカン参り
山の上のラカン 家のようなラカン
ブータンは仏教関係の祝日が結構あるのだが、今日も祝日だった。ブッダが天から降りてきて説教する?とかいう日のようだ。
何度か書いているが、ブータン人は祝日にはラカンにお参りに行く。今日もダラに誘われてラカンに行く事になった。
ティンプー市内のラカンはほとんど行った事があるので、ティンプーの街から少し離れたバベサという所にあるラカンに行く事にした。

朝10時にダラが家に来て、一緒にバス乗り場まで行きバスに乗る。ブータンのバスは時刻表がないのだが、どうやら30分毎に出ているみたいだ。バスに乗り、20分後バベサに着いた。ここまで15Nu(約45円)。そこからひたすら道沿いを歩いていると、川向こうの山の頂上に小さなラカンが見えた。

バスを降りて歩く事2時間、やっと山の上のラカンにたどり着いた。5人の子供のモンクがこのラカンで学んでいるらしい。実際行ってみると、4,5歳の子供のモンクがいた。このラカンは1000年前に建てられたと言っていた。本尊は仏陀で3体の仏陀の像があった。左から、未来、、現在、過去の仏陀だという。このラカンには他にも数名のブータン人がお参りに来ていた。

このラカンの周りで昼食を取った後、、村の麓にあるラカンに行った。このラカンは外見はブータンの昔の家のような作りだが、中に入ってみると立派な壁画や仏像があった。こんな家のタイプのラカンは初めてだったので面白かった。なんでも、家の近くにあるチャンガンカラカンとは同じ系列のラカンになるらしい。
家のようなラカンなので、長い間ほったらかしになっていたが、ここを訪れたブータンの偉い人が手直しするように命じたという。どうやら歴史のあるラカンのようだ。

こうやってブータン人とラカン巡りするのはすごく楽しい。ダラも物知りでいろいろと説明してくれる。任期が残り少なくなってきたが、少しでもブータンの文化を学んで帰りたい。

11月16日(日) ガサ温泉 3日目
ガサ温泉の浴槽 山の麓のガサ・ゾン
今日で最終日。今まで長いトレッキングばかりだったので、2泊3日だけだと早く感じる。朝起きて朝風呂に入った。
このガサ温泉にはティンプー、モンガル、タシヤンツェ等いろいろなところから多くの人が来ていた。テントと食料を持ち込んで何日間もこのガサ温泉に滞在する。ほとんどが老人で湯治目的だが、険しい山を越え、このガサ温泉に来る事ができるというのはかなり健康なのでは?と思ってしまう。

朝食後、8時にガサ温泉を出発。ひたすら歩いて下り、11:40にダムジに到着。ティンプーに着いたのは17:30過ぎだった。
久しぶりに温泉につかれて本当に良かった。もう少し近くにあれば通う事もできるのだが、簡単に行けるような所ではない。ただ、現在ガサへの車道を建設中だという。完成はいつになる事やら。

11月15日(土) ガサ温泉 2日目
ガサ・ゾンとカン・プン ガサの街
朝6時に起床。起きてすぐに朝風呂に入りに行った。昨日は夜だったのでわからなかったが、ガサ温泉は日本のひなびた温泉街のようだ。
6つの浴槽があるが、全部温度が違うらしい。全て掛け流し。硫黄質のお湯で温度はぬるめ。混浴でブータン人の男性は下着をはいたまま風呂に入る。女性は下はタオルをまくが、上は裸の人が多かった。ほとんどアマ(おばちゃん)だったが・・・。

風呂に入り、朝食を食べた後、今回の旅の目的の一つである
ガサ・ゾンに向かった。ゾンは県庁のようなもので、このガサ・ゾンはガサゾンカク(ガサ県)の県庁である。県庁に行くのに車で行く事ができない、という厳しい所にある。またガサ・ゾンの下にある街もガサの県庁所在地だが、数件のショップと数件の家があるだけで閑散としていた。

8:45にガサ温泉を出発。ひたすら歩いて10:45にはガサの街に着いた。まず、ガサ・ゾンを見学した。数人の僧侶がここで勉強していた。今日は土曜日だったので、草刈等、ゾンの掃除をしていた。ガサ・ゾンの背後には標高6500mのカンプンがそびえていてすごい景色だった。
ガサ・ゾンを見学した後、外で昼食を食べた。天気が良く本当に気持ちよかった。ガサでたまたま、ガサ・ゾンの中の裁判所で働いている人と会い、話をしていると、家に来ないかと言われた。せっかくなので、家のおじゃまさせてもらいティーを出してもらった。旅はこういう交流があり楽しい。

ガサの街を12:40に出て、1時間程でガサ温泉に戻ってこれた。また温泉に入り、ゆっくりとつかり1日の疲れを癒した。本当に疲れが取れていく感じがした。
夕方、たまたまアメリカ人のツアー客と小さなバーでビールを飲んだ。彼女は現在ロンドンに住んでおり、ブータンは4年前に来て今回は2回目だと言っていた。よっぽどブータンが気に入ったのだろう。19時に晩飯を食べて、再び温泉に行き足湯につかってから寝た。

11月14日(金) ガサ温泉 1日目
ドチュラからの景色 ガサ温泉
ブータンに来てからというもの、毎日シャワーを浴びるている。もちろん浴槽なんてない。しかし、日本人である以上風呂にゆっくりとつかりたいと思う。

そこで、
ガサ温泉という温泉に2泊3日で行って来た。ガサはプナカの北にあり、前回スノーマントレッキングで通ったところなのだが、温泉に行くためには少しコースをずれなくてはいけない。だからスノーマントレッキングの時は残念ながら温泉に入れなかった。
温泉に入りに行くと言っても、ここはブータン。温泉地まで車で5時間、その後歩いて3時間とまさに秘境。日帰りでは無理なので、ガサ温泉にテント泊しなければならない。そのため、温泉に行くにはショートトレッキングという形になる。

朝7時出発の予定だったが、ガイドが遅れて8時出発になった。ド・チュラを越えたが、晴天で雲一つ無く遠くの山まで見え、すごく綺麗だった。
途中プナカで今回の食材を買って、スタート地点のダムジに向かった。ダムジまでの道はアスファルトで舗装されていないラフロードでひどい道だった。ダムジに着いたのが1時過ぎ。昼食を取り、13:45にダムジを出発した。

天気も良く、気持ちの良い道だった。途中、道の分岐点があり、細い道をガイドが進んで行った。僕らも着いて行ったが、どんどんガイドが先に行くのでガイドを見失ってしまった。しかし、なんとなく道のようなものがあったので、進んで行くと、突然道が無くなり川沿いに出た。ガイドの姿も見えない。あせって近くを探すがガイドの姿が見えない。時間はすでに17時。辺りは暗くなってきていた。ガイドの名前を叫びながらもと来た道を戻っているとガイドに会えた。ガイドが道を間違えたようだ。危うく遭難する所だった。

メインの道に戻った頃にはすっかり暗くなっており、ナイトトレッキングになってしまった。18時、やっと目的地のガサ温泉に到着。そこからテントを張り、コックは夕食の用意をしだした。
僕らは旅の疲れを癒すために、温泉に行った。非常に疲れていたので気持ち良かった。何ヶ月ぶりかの温泉だった。

11月8日(土) 5代国王戴冠式 3日目
4代キング・5代キング・首相 タシレベ・ダンス
戴冠式最終日、10時頃にチャンリミタングランドに行ってみると、人は多かったが昨日ほどではなく、すぐに中に入る事ができた。
炎天下の中、いくつかのイベントを見た後、チャンリミタングランドの外に出て露店で買い物をした。それから3時過ぎくらいにまたチャンリミタングランドに戻ってイベントを見ていた。
少しして、最後のプログラムであるタシレベダンスが行われるというアナウンスがあった。タシレベダンスというは、みんなで輪になって踊るという、ブータンおきまりの締めのダンスである。それをぼーっと見ていると、なんと向こうの方から4代キングと5代キングが!その後ろにはブータン首相というまさにビッグ3が輪になって踊りながら少しずつ観客席の方に向かって来ている。
僕は観客席の一番前に行き、写真を撮りまくった。4代キングと、5代キングが揃う事は珍しい。また、揃っていても写真撮影は基本的に禁止である。しかし、今回は外国人席に座っていたせいか、特に何も言われなかった。
まさにサービスだった。来て良かった。本当はこのチャンリミタンでの式典は今日で最後の予定だったが、6日にカダを渡しに来た人の多くがタシチョ・ゾンに入れなかったので、急遽明日、明後日の2日間、このチャンリミタングランドでカダを渡す事ができるようになった。ブータンの式典はまだ続く・・・。

11月7日(金) 5代国王戴冠式 2日目
チャンリミタングランドの観客 チャンリミタングランドでのダンス
ジェットコースター 手動バイキング
朝起きると今日も快晴だった。今日はチャンリミタングランドでいろいろな式典が行われる。とりあえず10時頃に家を出て行ってみると、ここもすごい人、人、人。しかも、チャンリミタングランドは閉まっていて中には入れなかった。またか!中に入る事ができそうにないので、今回はあっさりと諦めて街を見て回ることに。このチャンリミタングランドの周りには露店が建っており見て回るだけで楽しい。

旧サブジバザール(市場)の跡地で催しものをしていると聞いて行ってみた。ここはすっと入る事ができた。中にはブースがあり、そこで土産物やブータンの賭けゲーム、飲食店などがやっていた。それらを見ながらさらに奥に進んで行くと、なんと遊園地があった!
バイキングにコーヒーカップ、ジェットコースターもあり、子供達で溢れていた。どれも1回50Nu(約150円)なので、乗ってみたがすごく怖かった。いろんな意味で怖かった。バイキングは手で動かしていた。動かすのも手で止めるのも手。手動のバイキング。また、ジェットコースターは回転は無かったものの、けっこうなスピードが出ていた。しかも、狭いスペースのの中にアトラクションを入れているため、横のバイキングや、建物にぶつかりそうになる。すごいスリルだったがどれも面白かった。

3時頃、チャンリミタングランドに戻ってみると、人が少なくなっておりチャンリミタンの入り口が開いていた。ここぞとばかりに中に入った。それでも中はすごい人だった。なんとかスペースを見つけて見る事ができた。中ではブータンダンスをやっており、午後という事もあり日陰でゆっくりと見る事ができた。

夜は旧サブジマーケットに戻り、ステージを見た。JICAで働いているツェリンさんは元歌手で、今回このステージで歌うと聞いていたのでぜひ見たかった。ツェリンさんはCDも出しており、ブータンでも人気の歌手のようだ。

11月6日(木) 5代国王戴冠式 1日目
タシチョ・ゾンに前に集まった人 タシチョ・ゾン
今日から5代国王の戴冠式が行われる。5代国王は現在28歳。世界最年少の君主だ。きりっとした顔立ちでタイでもすごく人気がある。ブータンは立憲君主国であるが、今年で王制100周年。街は戴冠式と、100周年でお祭りムード。時計、バッジ、ステッカー等のグッズが店にあふれている。

今日は県庁でもあるタシチョ・ゾンで、国王にカダ(白い布でお祝いの際に渡す)を渡せると聞いて行ってみた。昼の2時からと噂で聞いていたので、10時頃に行ってみると・・・人、人、人、すごい人!。タシチョ・ゾンの中まで入る事ができず、門の前で止められていた。それから1時間くらい経った後、やっと中に入れた。

中というのは、タシチョ・ゾンの中ではなく、庭のところ。そこで通常であればセキュリティーチェックを受けて初めてタシチョ・ゾン中に入れるのだが、そこでまた止められていた。それもいつ開くかわからない。まあ、気長に待とうと、持って来たおかしや、ジュース、おにぎりを食べながら待ったが、一向の開く気配がない。そもそも昼の2時というのも人から聞いた噂である。
結局夕方4時前に、もう中には入れないから帰れ、9日、10日にまたやるからその時にまた来いと言われた。6時間も待った末にこの始末。疲れた。

11月5日(水) 世界ふしぎ発見
世界ふしぎ発見の取材 街に出てきていたラヤッパ
明日、11月6日(木)からチャンリミタングランドにて第5代国王の戴冠式が行われる。それに伴いNHKがブータンに取材に来ている。1日、プナカで行われた即位式を中継し、明日から行われる戴冠式も撮影するという。
そんな話をNHKの方としていた時、他の日本人らしい取材班が。聞いてみると世界ふしぎ発見の取材だという。
前々から世界ふしぎ発見が取材に来るという噂があったが、遂に来たか!
メインストリートのノルジン・ラムをミステリーハンターが取材をしながら歩いていた。偶然後ろを歩いていたので、もしかしたら映ってるかも!?
クイズは100%答える自信があるので、ぜひ見てみたい。いつ放送されるかわからないが、世界ふしぎ発見ブータン編、機会があれば見て下さい。

今、ブータンは戴冠式に向けてお祭りムード。今日からオフィスも1週間休みになるらしい。街でなんとラヤッパを見かけた。

11月4日(火) マックス
マックス エサをあげてます
犬好きの人はたくさんいると思うが、僕は特に犬が好きではなかった。嫌いという訳でなく、あまり興味がなかった。
それがブータンに来て犬が嫌いになった。みなさんの想像以上にブータンの犬は凶暴だ。隊員も何人も犬に噛まれている。もし狂犬病が発病すると100%死ぬという。ブータンは治安が良いため、夜間外出しても大丈夫なのだが、犬が怖くて夜間は外に出れない。昼間は道端にだらっと寝ているのだが、日が落ちだすとうろうろと活動しだし吠え出す。ブータンのシティーコーポレーションも犬の捕獲に乗り出している。それくらいブータンの犬は恐ろしい。

隣の家の住人が犬を飼いだした。白色の犬で名前はマックス。ブータンの犬は黒が主流で汚くて全くかわいくない。しかし、マックスは毛並みが綺麗で良く見るとかわいい。最初は吠えられてばかりいたが、たまにエサを与えるうちにだんだんなついてきた。今では帰ってくると、飛び跳ねて駆け寄ってくる。最近ではこのマックスがだんだん好きになってきた。野良犬はまだ好きにはなれないが、このマックスは例外だ。

11月2日(日) 5代キング凱旋パレード
沿道の人々 街はお祭りムード
今年、ブータンではイベントが目白押し!昨日、プナカでは5代キングの即位式が行われた。そして、今日5代キングが首都ティンプーで凱旋パレードを行うという噂を聞いて街に出かけた。

学校の生徒は10時30分に学校に集まり、そこから街に旗を振りに行くという情報を聞いたので、僕も10時30分には街に行った。ティンプーの街は国旗を掲げたり、国王の写真を立てたり、線香を焚いたりと祝福ムード。メイン通りのノルジン・ラムは交通規制を行っていた。また、日本からはNHKが取材に来ていた。学校の生徒からお年寄りまで、ティンプー中の人達が5代国王の勇姿を一目見ようと集まっていた。その人垣の中で待つ事5時間、4時過ぎにやっと護衛車が見えた。そしてその数十分後、5代キングの姿が。ノルジン・ラムを颯爽と歩いてきた。見る事ができたのは一瞬だったが、やはり貫禄があった。残念ながら写真撮影は禁止で取れなかった。

11月6日、7日、8日とチャンリミタングランドにて
戴冠式が行われる予定だ。ただでさえ仕事をしていないブータンのオフィスだが、当分このお祭りムードは続きそうだ。
日本でもNHKで放送される予定みたいなので、興味のある方は見て下さい。